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『鬼武者 HDリマスター』の評価と感想!バッサリ感を体験できる神作!!

今回は、鬼武者HDリマスターについて、感想等を交え詳しく語っていきます!

カプコンが誇る鬼武者シリーズの最初の作品として発売されたゲームになります。

戦国時代を舞台とした怪物たちとの戦いを描いた大作です。是非読んでみて下さい!

以下、目次となります。

目次

鬼武者HDリマスターとは?どんなゲームか?

・発売元:カプコン
・発売日:2018年12月20日
・ジャンル:サバイバルアクション

カプコンから2001年にPS2向けに発売されたゲームのリマスター版になります。

私はPS2版を購入し、このゲームを何度も繰り返し遊びました。今回そんなゲームがHDリマスター版として復活するとのことで発売日に購入。

織田信長や木下藤吉郎などの歴史上の人物が暗躍する戦国時代を舞台とした侍と怪物との戦いをリアルに表現したアクションゲームになります。

PS2ソフトで初めて100万本のセールスを記録した作品でもあり多くのプレイヤーに支持されている作品です。

またモーションキャプチャーを使用したオープニングムービーはCG祭典のシーグラフ2000で最優秀賞を受賞しました。

クロネ

オープニングの桶狭間の戦いのシーンは一見の価値ありです!

バイオハザードのシステムを採用した戦国バイオ

1996年、カプコンから発売された『バイオハザード』。

ホラーゲームというヒットが難しいジャンルであるにも関わらず、練りこまれたゲームシステム、世界観、恐怖演出で大ヒットを記録したゲームです。

鬼武者はそのシステムを多く採用している箇所が見られるため開発当初は戦国バイオとも呼ばれていたそうです。

『初代バイオハザード』

※以下バイオハザードと鬼武者の類似点。

【カメラアングル】

【謎解き要素】

【イベントアイテム】

【文章資料】

クロネ

バイオと鬼武者はシステムが同じなため類似点が非常に多いです。

バイオと鬼武者の方向性の違いとは?

同じシステムを使っているにも関わらず、バイオと鬼武者はゲームとしての方向性が全く違います。ここでは、その違いについて説明します。

バイオハザードの特徴

①生き延びることが目的のため、戦闘が重要では無いこと。武器の弾薬が限られているため無意味な戦いは避けることが重要になってくる。逃げてやり過ごすことが必要な場面が多い。

②謎解きや探索要素が多いため頭を使う場面が多い。

③恐怖をテーマにしているので緊張感がある。

鬼武者の特徴

①武器が刀なので使用回数を気にすることなく敵と戦うことができる。また敵を倒すことでプレイヤー自身が強くなっていく。戦いこそがゲームの根幹。

②謎解きもあるがバイオハザードほど頭を使うことはない。謎解きや探索がメインではない。

③恐怖演出の要素は、ほとんど無い。

クロネ

鬼武者は戦いがメインのため、どんどん敵を倒していきましょう

主人公のモデルは金城武。実在する俳優がゲームに登場

ゲームの主人公、明智左馬助。このキャラクターのモデルになっているのが当時、テレビドラマや映画で活躍していた俳優、金城武氏。実在の俳優がゲームの中で操作することができる当時としては画期的な試みであり大きな話題を呼びました。またフェイタルモーションや左馬助のセリフも金城氏が担当しています。

【芸能界で活躍していた俳優がゲームの主人公のモデルに】

クロネ

イケメン俳優がゲームに出演することで大きな話題になりました

鬼武者の物語

戦国時代、今川義元を討ち果たすべく織田信長は桶狭間で義元を強襲。信長は見事、討ち果たすことに成功したが敵の矢を受け命を落としてしまう。その様子を崖の上から眺める1人の侍がいた。明智左馬助(あけちさまのすけ)。

明智光秀を叔父に持つ全国を自由に放浪する若武者であり、このゲームの主人公。

【桶狭間での奇襲】

【今川義元を討ち果たすことに成功】

【信長は敵の矢を受け死亡してしまう】

【様子を見る左馬助】

それから数年後。従妹の『雪姫』から手紙を受け取った左馬助は稲葉山城にて、使用人が行方不明になるという不可思議な出来事が起きており、恐ろしい状況になっているため左馬助に助けを求めることになる。

稲葉山城に駆け付け雪姫救出を試みるがすでに幻魔に連れ去らわれた後だった。

左馬助は一緒に旅をする女忍者の、『かえで』と共に雪姫の手がかりを求め捜索を開始する。

『雪姫』

女忍者の『かえで』

その後、城の敷地内で雪姫をとらえた幻魔と遭遇した左馬助は戦いの結果、追い払うことに成功。

再会を喜ぶ2人だったが地面から巨大な幻魔が出現。戦いを挑むが圧倒的な力の前に左馬助は、なすすべなく倒されてしまう。

【雪姫をとらえる幻魔】

【再会を果たした2人】

【地面から巨大な幻魔が登場】

【左馬之は幻魔の前に敗北してしまう】

雪姫は、幻魔に連れ去らわれ生死の狭間を漂う左馬助の耳に不思議な声が響く。それは幻魔に滅ぼされた鬼の一族の声だった。

それによると幻魔を倒すには鬼の力が必要なこと。その力を左馬助に授けるので幻魔と戦えという内容だった。

こうして『鬼武者』として覚醒した左馬助は再度、幻魔に挑む戦いに身を投じていくことになる。

連れ去られた雪姫を助けることはできるのか?そして満月の夜に、現れた1人の武将。それは命を落としたはずの織田信長の姿だった・・・。

【生死を彷徨う左馬助に不思議な声が・・】

【鬼の一族は左馬之に力を授ける】

【鬼の篭手を手に入れた左馬助】

【鬼武者として覚醒することになる】

【満月の夜に死んだはずの織田信長が姿を現す。なぜ生き返ったのか?彼の目的とは?】

鬼武者の登場人物

ここではゲームに登場する人物を紹介します。

①明智左馬助秀満(24歳)

全国を自由に放浪する若武者であり明智光秀を叔父に持つ。凄腕の剣士で雪姫とは従妹の関係。

雪姫を救出するため稲葉山城で鬼の篭手を授けられ鬼武者として覚醒する。ここから幻魔との長い戦いに巻き込まれていくことになる。

②かえで(18歳)

左馬助と一緒に旅をする女忍者。もとは左馬助の命を狙う伊賀の忍者だったが彼の人間性に惹かれ仲間になった。

ゲーム中2回、彼女を操作する場面があるがその時は小太刀とクナイを使って戦うことになる。

今回の事件のあと行方不明になった左馬助を懸命に探すが見つけることはできず山崎の合戦で命を落とす。

③雪姫(18歳)

左馬之助の従妹。稲葉山城の危険な異変にいち早く気がつき左馬之に助けを求めた。政略結婚の道具として利用され自由な生活ができなかったため同じ境遇の少年、夢丸を弟のように可愛がっている。

幻魔たちに暗黒儀式の生贄にされそうになるが左馬助・かえでの活躍によって命を助けられる。

④夢丸(12歳)

農民の子。戦で両親を失い泣いていたところを雪姫に拾われる。雪姫とは本当の姉弟のような関係性。少し生意気なところもあるが、雪姫を助けるために奮闘している。だが彼も暗黒儀式に利用されてしまう。

この事件の後、左馬之から『広い世界を見ろ』との助言に従い、雪姫と共に世界に旅立っていった。

⑤織田信長(27歳)

尾張の戦国大名。桶狭間の戦いで奇襲をかけ見事に、今川義元を討つことに成功する。しかし直後に敵の矢を受け命を落とす。しかしその後、幻魔の天才科学者ギルデンスタンの手により復活。幻魔の王、フォーティンブラスと契約を結び暗黒儀式にてフォーティンブラスの力を受け取ろうとしている。

⑥木下藤吉郎(25歳)

百姓出身だが信長に認められ彼のために忠義を尽くす男。(のちに天下人になる豊臣秀吉)

自分がのし上がるために利用できるものはなんでも利用しようとする狡猾な男。そのため左馬助の前にたびたび現れては織田家に入るよう勧誘してくる。

暗黒儀式の秘密を知っている数少ない人物であり、夢丸を生け捕りにしようとしている。

⑦ギルデンスタン

幻魔の天才科学者。驚くほど頭が良く長い時間、邪悪な研究を続けている。また死んだ信長を蘇らせた張本人であり自身の研究に利用する人間たちを調達するため信長に契約を求めている。

人間を素材にした新たな魔物『妖魔』を次々と生み出している非常に危険な存在。

⑧フォーティンブラス

幻魔の王。今作のラスボス。強大な力を持ち地上に幻魔を送り続けている元凶。信長との契約、暗黒儀式を行おうとしており、その際に必要な雪姫と夢丸を狙っている。

最期は鬼武者になった左馬助との戦いに敗れ暗黒儀式は阻止された。

攻撃とガードによる駆け引き

鬼武者は刀がメインの武器として敵と戦いを繰り広げることになります。しかし敵も様々な武器で攻撃してくるので守るときは、しっかりガードすることが重要になってきます。

攻撃ばかりでは敵の攻撃をうけてしまい、どんどんライフが減っていきゲームオーバーになってしまいます。

攻撃する時はしっかり攻撃。逆に守る時はしっかりガード。

『攻撃とガードの駆け引き』

このメリハリのある駆け引きがもっとも重要な要素であり、このゲームの面白さです。

【敵のスキを見つけて攻撃】

【積極的に攻撃していくことも重要】

【敵も攻撃してくるのでしっかりガード】

【ガードすればダメージを受けずにすむ!】

戦術殻と一閃で戦いをさらに楽しく。

通常の攻撃だけでは、飽きてきてしまう可能性があるためマンネリ化しないよう、いわゆる必殺技が用意されています。

それが『戦術殻』と『一閃』

戦術殻は△ボタンを押すことで出すことができます。しかし使用するには気力のゲージを消費してしまうので回数に限りがあります。しかし、かなり強力な技なのでここぞ!というタイミングで使っていきましょう。

【敵を連続で攻撃できる】

【広範囲を風で切り裂く】

一閃は敵の攻撃に対してタイミングよく攻撃ボタンを押すと発動する必殺技になります。ただしタイミングがシビアなので少し難しいです。

【敵の攻撃にタイミングを合わせると・・】

【一閃が発動!】

魂吸収で戦闘を有利に。

敵を倒したりダメージを与えると彼らは魂になって空中を漂います。この魂が非常に重要で鬼の篭手で吸収することで戦いを有利にすすめることができます。×ボタンを押している間、吸収をするので魂がでたら、どんどん吸収していきましょう。

沢山、吸うとかなり気持ちが良いです。

魂は全部で3種類あり、それぞれ効果が違います。

【敵を倒すと魂が出現するので・・】

【篭手で魂を吸収する!】

①赤魂

一番たくさん出現する魂。効果はセーブ地点での装備の強化に利用することができる。

RPGの経験値みたいなもの。

②青魂

いわゆる必殺技の『戦術殻』を利用するために使用する気力を回復することができる。

RPGのMPを回復するエーテルのような立ち位置。

③黄魂

左馬助の体力を回復することができる。

RPGの薬草やポーションのような立ち位置。

装備の強化でさらに強くする

赤魂がたくさん溜まったらセーブ地点で装備を強化することができます。

【赤魂を注いでいくと】

【レベル1からレベル2に武器が成長】

【レベル1の封印を解除できるものが・・】

【レベル2の封印も解除できるように】

装備を強化することで攻撃力が上がったり行けなかった場所へいけるようになったりするため赤魂はなるべく吸収してどんどん自身を強化。

そうすることで確実に成長していることが実感できます。

鬼武者の評価!良いところについて!

ここでは鬼武者の良い点について書いていきます。参考になれば幸いです。

①気持ちの良いバッサリ感を味わえる

このゲームの1番の魅力です。手にしっかり伝わってくる敵を斬っている感覚にとても爽快感があり効果音と相まってほかのゲームにはない体験が味わえます。

クロネ

空前絶後のバッサリ感が気持ち良すぎます

②リマスター版ではアナログスティック移動ができるようになった

リマスター前のバージョンはキャラ移動がバイオシリーズと同じいわゆるラジコン操作でしたが今回リマスター版では直感的に移動ができるアナログスティックでの操作が可能になりました。操作方法が難しいと思って敬遠していた人も安心して遊べる仕様になりました。

クロネ

ラジコン操作は慣れるまで時間がかかるのでスティック操作は本当に助かります。

③ゲームに自信がない人でも遊べる適度な難易度

難易度が異常に難しい、いわゆる死にゲーとは違い、キャラクターの成長要素によってきちんと先に進める難易度が素晴らしいと感じました。敵が強いと感じたら弱い敵と戦闘し装備を強化できるといった救済要素によって誰にでもおすすめできるゲームになっています。

クロネ

ゲーム全体のバランスが、きちんと取れています。

鬼武者の評価!悪いところについて!

ここからは反対に気になった点について書いていきます。それではいきましょう。

①ムービーや演出シーンでスキップができない・・

ゲーム中、それなりの回数のムービーシーンが入りますが基本、スキップができません。何度も周回していると内容は分かっているため飛ばしたいのですがそれができないのは少し不便に感じてしまいました。

クロネ

スキップ機能はあったほうが助かりますね

②理不尽な謎解きがある

天守閣で罠が作動し制限時間内に解かなければいけない謎解きがあるのですが難易度が非常に難しく初見ではクリアは無理なのでは?と感じました。ここは時間制限がないほうが良かったですね。

【時間切れでゲームオーバーになった人も多いはず・・】

クロネ

私は攻略本を買ってようやくクリアできました。

③全体的にボリューム不足

ゲーム内容自体はコンパクトです。初見でも3~4時間くらいでクリアできますし慣れてしまえば2時間切るくらいのボリュームです。またクリア後も鬼魂というおまけミニゲームが解放される程度なので何度も周回する要素はありません。人によっては物足りなさを感じてしまうかもしれません。

クロネ

元が2001年発売のゲームですから仕方ないかな

鬼武者はどんな人がプレイすべきか?

①日本を舞台にした和ゲーが好きな方

戦国時代が舞台のため侍や妖怪などが好きな人はハマるはずです。また敵との攻防もバランスがとれているためゲーム初心者の方にも楽しんでもらえるはずです。

②バイオハザードが好きな方

バイオハザードファンにもオススメできます。元のシステムがバイオを踏襲しているため、すんなり入っていけます。武器が銃から刀に変わると新鮮な気持ちで遊べます。

まとめ&総合評価

ここまでお読みいただき、ありがとうございました。

思い入れのある作品について私なりに評価してみました。今でこそ日本を舞台にした和ゲーは沢山リリースされていますが、その最初の原点は鬼武者だと思っています。

攻撃と防御の駆け引きやキャラ強化など新しいゲーム体験をさせてくれた良ゲーです。

あなたも是非『空前絶後のバッサリ感』を味わってみて下さい!

鬼武者HDリマスター
総合評価
( 4.5 )
クロネ

読んでくれて、ありがとう

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