今回は、超魔界村の評価や感想について詳しく説明していきます。魔界村シリーズは難しいゲームといわれていますが、私は非常に楽しくプレイすることができました!
以下、目次となります。
超魔界村とは?どんなゲームか?
カプコンから1991年10月4日に発売された、スーパーファミコン向けに発売されたアクションゲームになります。
1988年にアーケード向けに開発された『大魔界村』の続編にあたり、美しいグラフィックやシンプルな操作性、歯応えのある難易度によって多くのファンがいる作品です。
超魔界村のシステム
①:ゲームの進め方
武器による攻撃とジャンプを組み合わせてステージを進んでいきステージのラストにいるボスを倒せばステージクリアになります。
ステージは、前半エリア・後半エリアに分かれていて制限時間5分以内にエリアを通過しなければなりません。時間切れの場合は即、1ミスになるため注意が必要。
②:鎧
主人公、アーサーが身につけている鎧は以下の3種類。
種類 | 特徴 |
---|---|
鋼の鎧 | アーサーの初期装備 |
青銅の鎧 | アーサーの武器の威力と性能がアップする |
黄金の鎧 | 青銅の鎧による武器威力アップ&装備中の各武器に応じた魔法が使えるようになる |
アーサーはダメージを受けると鎧が外れてしまい、下着姿になってしまいます。この下着姿の状態でさらにダメージを受けると1ミス。
1回目の被ダメは鎧が壊れるだけだが・・
2回目の被ダメで白骨化1ミスになります
③:武器
武器は全部で8種類。
宝箱を破壊した際とランダムで出現するツボを持った敵を倒すと出現します。
種類 | 攻撃力 | 魔法(黄金の鎧を装備時) | 個人的な評価 |
---|---|---|---|
ヤリ | 普通 | 雷の魔法 | 〇 |
短剣 | 弱い | 火竜の魔法 | 〇 |
ボウガン | 弱い | 探索の魔法 | 〇 |
松明 | 強い | 盾の魔法 | △ |
鎌 | 普通 | 竜巻の魔法 | × |
斧 | 強い | 雷光の魔法 | × |
クロスソード | 普通 | 大爆裂の魔法 | × |
プリンセスの腕輪 | 強い | 魔法使用不可 | △ |
武器はかなり特徴が異なるため自分に合ったものを探してみましょう
超魔界村のストーリー
魔界の王であるルシファーを倒したアーサーは魔王復活を阻止することのできる伝説の武器を探す旅に出ます。(前作の大魔界村までの話)
4年後、城での竣工式に駆けつけプリンセスとの再会を果たす中、突然襲ってきた魔物にプリンセスは連れ去られてしまいます。何者かが魔界復活を目論んでいることを感じたアーサーは再び魔界に乗り込みます。
プリンセスの城に危険な魔物たちが迫る・・そして
プリンセスは連れさられてしまった!!
さらわれたプリンセスを救い出し、新たな魔王を倒しに行く冒険が始まります。(魔界に行くの3回目・・・)
新アクション「二段ジャンプ」について
①:攻略に必要な最重要アクション
このゲームを進めていく上で最も重要なアクションになります。これをマスターしなければクリアは決してできません。使用する場面として1回のジャンプでは届かない場所に行けたり高い場所に上がったりすることができます。
1度目のジャンプで空中にいる間にもう一度ジャンプボタンを押しましょう。十字ボタンの左右を入れることで方向転換も可能です。
1回のジャンプでは届かない場所も・・
2段ジャンプを使えば、到達できる!
②:回転ショットで攻撃力アップ
こちらは攻略に必須ではありませんが、二段ジャンプ中に攻撃するとアーサーが一回転して武器を投げた時の威力が上がります。敵を少ない回数で倒したいときは積極的に狙っていきましょう。
2段ジャンプ中に武器を投げると・・
アーサーが1回転して武器の威力が上がる!
二段ジャンプはボタンを押すタイミングなど難しいと感じるかもしれませんが練習して使いこなせるようにしましょう。
超魔界村のステージ紹介
ここからはステージ紹介になります。各ステージどれも異なった特徴やギミックが用意されています。
こちらが超魔界村の全体マップ。個性的なステージが全部で8つ用意されています。
①:ステージ1 呪われた墓場&暗黒の密林
ゾンビが無限に沸いてきます
魔界に生息する野犬のモンスターも
突然、津波が襲ってきますが・・
岩場に乗っていれば助かる!
一定時間で破裂するローズバットの密林を進みます。攻撃して破壊してしまいましょう。
ボスのコッカトリス。鳥の怪物です。首を伸ばして離れた場所から攻撃してきたり口からタマゴを吐いてきます。タマゴからは雛のミニウィングが生まれてきます。
②:ステージ2 幽霊船&狂気の海
ボロボロの幽霊船の上を進んでいきます。ゴーストや宝箱に擬態したミミックを倒しながら最後尾を目指します。
後半は強制スクロールの波が乱高下する大荒れの海をイカダに乗って進みます。イカダからイカダへ乗り移る場面が何度かあるので誤って海に落下しないように気を付けましょう。
ボスのストームチェザリス。大波の原因になっているフジツボの怪物です。自身で作った竜巻で浮遊し貝のようなミサイルを撃ってきます。
③:ステージ3 溶鉱炉&溶鉱の塔
洞窟内にある溶鉱炉を下へ下へと進みます。溶岩の中から出てくる小さな悪魔ファイヤーキラーや熊のような炎の敵グリリアンが生息しています。
そして・・・ついにここでトラウマモンスター、レッドアリーマーエースが初登場です。こちらの攻撃がなかなか当たらないうえ挙動の予測が難しいため苦戦は必至です。
後半は高くそびえ立つ塔をらせん状に上がっていきます。コウモリが沢山飛んできます。またガーゴイルの像は攻撃してこない障害物なので武器で攻撃して破壊しましょう。
ボスのデスクローラー。巨大なイモムシの怪物です。アーサーの周りをグルグル回ったり口から石のような玉を吐いて攻撃してきます。
④:ステージ4 魔物の腹
活動を停止した非常に大きな魔物の体内を進むステージになります。複雑な迷路のように突然、壁が回転したりトゲが生えたりと、とにかく不気味なステージです。
後半は自動的に動く足場に乗って移動していきます。ローズバットの色違いの敵、消滅細胞を破壊しながら進んでいきます。
ボスのヒュードラ。首が3つある竜の怪物です。首3つに、それぞれ当たり判定があるため全て破壊しましょう。一定時間、竜人に変化している間は攻撃が通用しないので回避に専念してください。
⑤:ステージ5 永久凍土の森&雪原地帯
極寒の氷と雪のステージです。熊の魔物グリリアンの色違いウーが登場します。口から吐いてくるブレスに当たらないようにしましょう。
地面から突然、生えてくる氷の触手アイシングや空を浮遊する騎士の亡霊フライングナイトなどがいるため先に進むのが、なかなか大変です。
後半の雪原地帯で何度か発生する雪の雪崩はハシゴにつかまって流されないようにしてください。
ボスのベールアロケン。氷の鎧を身にまとった魔人です。上半身で空中を浮遊しながら腕を飛ばしてきたり当たると凍ってしまい一定時間動けなくなる氷の球を吐いてきます。
⑥:ステージ6 魔帝の居城
魔帝の城に到着です。ステージ6と7はエリアの概念がないため制限時間5分以内にクリアしないといけなくなるため、時間との戦いでもあります。しかも強敵レッドアリーマーが複数体、登場するため難易度はかなり高いです。
ボスの大魔王アスタロト。今回の黒幕、魔帝によって復活したかつての魔王。腹部から吐いてくる炎と頭部から撃ってくるレーザーに注意。
⑦:ステージ7 妖魔回廊
引き続き城の回廊を進んでいきます。このステージはボスが2戦連続になるため特に時間切れになる可能性が高いです。ザコ敵はあまり相手にせずボスを目指しましょう。
ついさっき倒したばかりの敵アスタロトが何故か復活・・・。パターンは同じなのでさっさと倒してしまいましょう。
アスタロトを倒すと、そのまま超魔王ネビロスとの戦いになります。腹部から吐いてくる炎が、かなり長くまた氷のようなレーザーも撃ってくるため、なかなか強いです。時間が減っていると時間切れで負けてしまうこともあるため積極的に攻撃していきましょう。
魔界村シリーズの伝統。2周目・・・。
ネビロスを倒し、『やった!!次が最終ステージか?』と喜んでいると・・・・。
え?どうゆうこと??魔界に帰れって・・・
最初のステージに強制的に戻されたよ・・(絶望)
2周しないとクリアできないゲーム
初見でプレイした人は驚いたと思いますが魔界村シリーズは2周しないとクリアできないゲームです。魔帝サマエルを倒せる唯一の武器『プリンセスの腕輪』を手に入れるために、もう一度ステージをクリアしていきましょう。
つまり超魔界村は1週目の7ステージ+2周目の8ステージ、計15ステージを攻略する必要があります。
宝箱から妖精が出現し・・
腕輪が出てきた!
そして、ついに・・・
<プリンセスの腕輪を手にいれた!!>
この先の攻略の説明は省きます。ステージ1からステージ7まで同じことをやればいいだけなので。
⑧ステージ8 魔帝サマエルの部屋(最終ステージ)
ラスボスの魔帝サマエル。新たな魔界の王です。女神の腕輪による攻撃でしか倒せません。弱点は頭なのですが体がとても大きく二段ジャンプでも全く届かないため、定期的に腹部から吐いてくる足場に乗って上昇したところから攻撃を当てる必要があります。
死闘の末・・・魔帝サマエル撃破!!これで全ステージクリアになります。
プリンセスの救出に成功!!
2周してようやくエンディングに辿りついたので達成感が半端ないです。
馬に乗りプリンセスと共に、お城に帰ります。
THE END? 続編への伏線?まだ続くのか・・・・??
超魔界村の評価!良いところについて!
ここでは超魔界村の評価について、良いポイントを書いていきます。
良い点はたくさんあるので、それぞれ詳しく説明していきます。
①:細かいところまで描かれた魔界の世界観
この作品の評価ポイントとして非常に美しいグラフィックと、不気味な魔界の世界観が挙げられます。またボスキャラやザコモンスターも個性的で、キャラクターを見ているだけでも楽しかったです。
世界観やキャラクターの魅力は重要な要素ですね
②:シンプルな操作性
難しい操作がないのも、この作品の魅力です。基本的には攻撃とジャンプ。この2種のアクションの組み合わせだけで進めていくことができます。最近のゲームのように、操作が複雑すぎて覚えるのが大変なゲームも多い中、できる限り簡単な仕組みで遊ぶことができるのは評価できるポイントです。
シンプルな操作で楽しめるゲームです
③:難易度選択が用意されている
このゲームは難易度が高いため、何度もミスをしながら試行錯誤していくことになるのですが、それでも先に進めないとリタイアしてしまう人も、出てくると思います。そういった人たちのためにゲーム開始前のオプション画面で難易度選択が用意されています。
①BEGINNER(簡単)
②NORMAL(普通)
③EXPERT(難しい)
④PROFFETIONAL(とても難しい)
上記の4つから選ぶことができるので腕に自信がない人はBEGINNERから始めてみることをおすすめします。
もちろん上手な人には高難易度も用意されています。自分に合ったモードで遊んでみましょう。
④:先に進めたときに達成感を感じることができる
難易度が高くミスを繰り返し試行錯誤をしていくことにより、だんだん先に進めるようになっていく絶妙な調整が、されているため、クリアできた時には強い達成感を感じることができるのが、このゲームの魅力です。
ミスをしても『もう一度挑戦しよう!』と思わせるゲームバランスが素晴らしいです。
ミスをするほど、プレイヤーのスキルは上がっていきます!
何度も挑戦してみて下さい。
超魔界村の評価!悪いところについて!
ここまでは良い評価ポイントを紹介してきました。ここからは反対に悪い点や気になった点を記載していきます。
それでは見ていきましょう。
①:2周しないとクリアできないのが、面倒
ラスボス直前で、『いまの、あなたではラスボスを倒せない』とのことで強制的に最初のステージからやり直しをしていく訳ですが全く同じステージを2周するのは正直、面倒に感じてしまいました。ただでさえ難易度が高いのでこのゲームシステムは、ちょっと合っていないのでは?と思ってしまいました。
難しいことを2周やるのは本当に大変です
②:セーブ機能やパスワードが無い
高難易度のためプレーヤーの腕前によってはゲーム時間が非常に長くなってしまう可能性があります。
しかし、このゲームはセーブやパスワード機能が無いため1度ゲームを始めたらクリアまで、ずっとプレイし続けるしかありません。少しユーザーに対して不親切な印象を受けてしまいました。
せめてパスワード機能は欲しかったですね。
③:場所によって処理落ちが発生する
スーパーファミコンの処理能力上、仕方ないのかもしれませんが特定の場所で結構、大きな処理落ちが起こります。動きがかなりゆっくりになってしまうので人によってはストレスに感じてしまうかもしれません。
処理落ちはどのゲームでも永遠のテーマですね・・・
④:武器の性能格差が、大きすぎる
今回、登場する武器は全部で8種類あるのですが武器によって強弱の格差が大きいです。
使いやすい武器と使いずらい武器とが、ハッキリ分かれてしまうので、もう少し武器の格差をなくすような調整をしてほしかったです。ここは、もう少し改善が必要だと感じました。
クロスソードの使い方が私は全く分かりませんでした。
⑤:なんだかんだ言っても難しすぎる・・・
これはメリットでありデメリットにもなる難しい点ですが、このゲームは、やはり難しいです。
何度も挑戦するのが苦にならない人であれば問題ないですが、それが苦手な人にとっては、超魔界村はただの苦行です。
あなたは、どちらのタイプでしょうか?
超魔界村はどんな人がプレイするべきか?
では超魔界村はどんなプレイヤーにオススメのゲームなのでしょうか?
以下に、当てはまる人はぜひ遊んでみて下さい。
①:困難の先の達成感を得たい方
高難易度ゲームを何度もミスしながらトライ&エラーを繰り返すのが苦にならない人にとっては、かなりオススメできます。苦労した先のクリアには大きな達成感を感じられるはずです。
②:魔界村シリーズファンの方
「魔界村」や「大魔界村」など前作を遊んだことがある人は今作も楽しめるはずです。
個性的な武器であったり2段ジャンプによる新たな体験をしてみて下さい。
③:シンプルなアクションを楽しみたい方
難しい操作も必要ない今作はアクションを純粋に楽しみたいと思っている人にオススメできます。
開発元であるカプコンのゲームは絶妙な難易度と調整が上手い会社なのでカプコンゲームが好きな人はきっと満足できるはずです。
まとめ&総合評価
ここまでお読み頂き、ありがとうございました。
超魔界村について私なりの評価や感想を書いてみました。難しいゲームですが何度も遊びたくなる素晴らしい作品なので、多くのゲームプレイヤーに興味を持ってもらえれば嬉しく思います。
今後もゲームレビューをしていきたいです。それではまた!